0円開業アイデア実例集!起業5年間の歴史を説明

この記事では、僕が起業してからの5年間でどのような事業をどのような経緯で手掛けていったのかをお伝えします。

僕は開業資金0円でスタートしたので、この記事の内容は今後起業する人の参考になると思います!

具体的には、このような順番で事業展開をしてきました。

  • 営業代行業を始める
  • 人材紹介業を始める
  • イベント業を始める
  • 名古屋でバーをオープン
  • 佐久島に移住し古民家カフェをオープン
  • 名古屋でバーとカフェを1店舗ずつオープンし、事業拡大。全4店舗に
  • 名古屋の3店舗を譲渡、売却
  • 佐久島で古民家カフェとお土産屋+人材紹介業(現在)

順番に追っていきます!

営業代行業で開業資金0円からスタート

起業して一番最初に始めたのは営業代行業でした。

僕は起業する前に、「ピースボート」という船に乗って世界一周をしました。そして船に乗っいてる間は暇な時間が多いので、起業のアイデアをたくさん考えて、それを元に帰ってから起業しようと思っていたのです。

しかし船の上が楽しすぎて遊んでしまい、起業のアイデアは思いつかないまま世界一周が終わり、起業の時期を迎えてしまいました。さらに、船の上でお金を使いすぎてしまっていたので、開業資金は0円でスタートせざるを得ないという状況でした。

そういう状況だったので、0円でできるビジネスはないかと考えました。そこで自分の強みとして、営業職で日本一になった経験があるので、名刺に「営業で日本一を取りました」と書いて、営業代行業を始めることにしました。

営業代行業とは、例えばWebサイトの制作依頼を取ってきて、その仕事をWeb制作会社に回して紹介料をいただくというビジネスモデルです。

会社で営業マンを正社員で雇うと、成果が出るか出ないか分からないけど毎月何十万円という給料を出さないといけません。しかし営業マンを外注することで、人件費が0円で済むほか、僕の報酬は成果が出たらその一部を支払えばいいのです。

この仕組みは、いろんな会社に気に入ってもらえました。なぜなら会社はリスクなく優秀な営業マンを雇えて、成果が出たらそこでお金を渡せばいいからです。このビジネスモデルはお互いwin-winだと思い、この営業代行業で起業することにしました。

人材紹介業をスタート

しかし、営業代行業をしていたのは最初の2ヶ月だけでした。なぜなら、その後に始めた人材紹介業の方がうまくいったからです。

営業代行業の仕事を通して、いろんな社長さんと知り合っていきました。その中で、人材派遣会社の人から「人脈が多そうだから、良かったら人を紹介欲しい」という話をされました。

そこでFacebookに仕事を募集しているという内容を投稿したところ、10人くらいから面接依頼が来たのです。

多くの反応がもらえた理由は、僕がピースボートに乗っていたことにあります。ピースボートで世界一周をすると、3ヶ月半という期間を船の上で過ごすことになります。そのため、乗船者はみな仕事を辞めてから船に乗るのです。

世界一周を終えて僕が起業したタイミングは、同じ船に乗船していた人もちょうど仕事を探していた時期でした。そのため多くの応募があり、その人たちに仕事を紹介していったのです。

人材派遣会社は、人を派遣して派遣先で働いてもらうと、働いている間はずっと報酬が発生します。僕は人材派遣会社に人を紹介し、人材派遣会社からは報酬の一部を僕に広告費として渡す、というビジネスモデルができたのです。

これが上手くいき、毎月サラリーマンの月収くらいは安定的に入ってくるようになりました。これは自分に向いている手法だなと思い、人材紹介業を伸ばしていく方に舵を切ることにしました。そういう流れで営業代行業から人材派遣業に移っていったのです。

イベント業をスタート、軌道に乗る

こうして人材紹介業をスタートさせたのですが、僕が起業した名古屋という場所は住み始めてまだ2年程度しか経っておらず、そこまで知り合いも多くありませんでした。

人材紹介業を伸ばすためには、人脈を作る必要があります。そこで僕はイベントに顔を出すようにしました。しかし多くのイベントに参加すると、その分イベントの参加費がコストとして発生します。

そこで経費を抑えるためにも、自分でイベントを開催しようと思いました。自分のイベントで集客して粗利を出せれば経費を浮かせられ、また自分が主催ならたくさんの人と出会えて人材派遣にも活かせると思ったのです。

そこで最初に開催したのは、完全招待制のパーティでした。僕が参加した別のイベントで相性がいいと思った人に声をかけて、完全招待制のパーティをやろうと思ってるということを話し、まず10人の協力者を集めました。

そして、協力者に仲のいい人を5人ずつ集めてもらうと、参加者は誰かの知り合いしかいない、気の合う人同志が集まったパーティになります。こうして集客することで、質の高いイベントになるんじゃないかと思ったのです。

まず1回目は50人の規模で開催しました。僕は最初からイベントで利益が出ると思っていなかったのですが、意外と1回目から利益が出たのです。そこでやり方をしっかり考えれば、イベントで生計を立てられるんじゃないかと思いました。

そして、僕が毎回協力者を募るのではなく、イベント団体を作って毎月開催していけば、どんどんお客さんも増えていくのではないかと思いました。そこで「World Banquet」という団体を組み、「旅フェス」というイベントを開催することにしました。

このイベントは2015年の1年間で数回開催し、最初は50人で始めたイベントが、1年後にはなんと500人規模のイベントになりました。僕はこの1年間でイベントだけで食べていけるような収入を得ることができたのです。

さらに、イベントを通じて知り合った人を僕の人材紹介業で仕事を紹介していった結果、イベント業と同じくらいの収入が入るようになりました。当時は起業2年目だったのですが、ここでビジネスが軌道に乗ってくるようになったのです。

イベント業を廃業、バーをオープン

しかし、イベント業自体はすごく大変でした。イベント団体を作って団体が大きくなると、団体に所属している人がビジネスで変な勧誘をしてしまったりトラブルを起こしたときに、代表の僕に苦情が入るようになったのです。

そこで利益と労力と比較した結果、イベント業を廃業することに決めました。

その代わりに、僕はかねてより経営したいと思っていたバーを作ることにしました。バーで人が集まるようになれば、その売り上げにプラスして、僕がたまに顔を出して知り合った人を人材紹介に繋げられ、イベント業の代わりになると思ったのです。

このお店は、知人が経営していたバーの備品を譲ってくれたので100万円程度で始められました。こうしてオープンした「旅バー」は2016年1月から始めて、オープンして2ヶ月目くらいはイベントの繋がりもあり多くの人がお店に来てくれました。また店長が優秀だったのもあり、バー経営は割とすぐに軌道に乗ったので、同時にイベントは縮小させていきました。

佐久島で古民家カフェをオープン

その後、バーと人材紹介業の収益も安定するようになったので、僕は奥さんと世界2周目の旅に出かけました。

その途中で知り合いから連絡があり、佐久島という愛知の離島で古民家カフェが売りに出ているということを知りました。世界2周目の旅中で、「家族と一緒にゆっくり過ごせる暮らしをしたい」と思っていたので、願ってもない話が舞い込んできたのです。

佐久島は、人口が200人しかいない、コンビニもスーパーもないのどかな島です。この島なら理想の生活ができそうだし、夫婦でカフェ経営するのも楽しそうだと思い、世界2周目から戻って2016年8月に佐久島で「サクカフェ aohana」をオープンしました。

名古屋で事業拡大、飲食店が合計4店舗に

こうして僕の経営の軸は、次の3つになりました。

・佐久島のカフェ
・人材紹介業
・名古屋のバー

この3軸で経営し、2018年にはカフェをオープンするときに借りたお金も返し終え、お金が貯まっていました。そこで、そのお金を使って事業を拡大しようと思い、名古屋で大きいカフェ&バーを、さらにバーを1店舗ずつ増やし、名古屋で3店舗、佐久島で1店舗と合計4店舗経営することにしました。

名古屋の飲食店を閉めて、佐久島でお土産カフェをオープン

佐久島から名古屋に通うのは、飲食店最初のうちは週1回できていました。しかし2018年の5月に子どもが産まれて、育児の時間が増えたことにより、名古屋と佐久島の行き来が大変になっていきました。

そこで、名古屋の飲食店を売却・廃業することにしました。名古屋のカフェで使っていた物品は佐久島に持ってきて、別の場所を購入して2019年3月から「島の駅さくしま」というお土産屋兼タピオカ屋をオープンしました。

このような流れで、僕の現在の経営軸はこのような形になりました。

・佐久島で「サクカフェaohana」「島の駅さくしま」の2店舗を経営
・名古屋で光回線の営業に特化した人材紹介業を経営

起業は資金0円からでもスタートできる

ここまでお伝えしたように、僕が資金を使った事業展開をしたのは、起業して2年3年経ってからです。それまでは人材紹介業もイベント業も、全部資金のかからないことから始めています。

そしてお金が少し貯まったら、開業資金100万円で済むバーを始めて、そこで得た収益を元に古民家カフェを買って…という流れで徐々に事業を大きくしていきました。このように、リスクを限りなく0に抑えて、アイデアを使って起業したのです。

僕はこれから起業する人から「開業資金って300万円とか500万円くらいいるんですか?」と質問されることが多いです。しかし、僕はいつも「基本的に0円でいいと思う」と伝えています。

なぜなら、0円で起業したほうが、その後に自分が0円で起業したことを皆に教えられるからです。開業資金を何百万円も貯めてスタートするよりも、0円で始めたほうが誰でもできるノウハウを教えられ、夢や希望を与えられると思います。僕の場合は、シンプルに起業当初お金がなかっただけというのもありますが…(笑)

僕は起業のために修行や勉強をしたり、開業資金を貯めるというのは、あまり意味がなく時間がもったいないと思っています。名刺だけ作れば立派な起業家になれるので、今から手探りで何か分からないけどやっていく、という方が最初は大変だけど近道になると僕は感じています。

今から起業したいという人は、この記事を参考に「0円で起業できるなら、今から挑んでみようかな」と思ってくれたらとても嬉しいです。

起業資金0円でスタートしたいという人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください!

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